※報告順ではありません。報告順は11月16日(金)に決まります。午後2時、滋賀県実行委員会のページでお知らせします。
分科会

会 場 施 設 名


題     名 所   属 報 告 要 旨
第1分科会











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滋賀 やんちゃでかしこくやさしい子どもに育てよう〜大人のまなざし〜 社会福祉法人崇徳会 崇徳保育園 「時間的環境」の問い直しから、子どもを「待つ」こと等の大切さに気づかされるとともに、大人のあたたかいまなざしがあれば子どもたちからすごいパワーが発揮されることを実感している。地域の恩人にも学びつつ、子どもたちといかに向き合うべきか考えたい。
鹿児島 認め合う保育とは〜表現活動を通して〜 認定こども園大谷幼稚園 子どもの遊びを誘導・制限する保育に疑問を感じ、25年前から始めた子ども中心の「環境による保育」。園全体で「自分を認め、他人を認める」表現活動にもとりくむ。報告者は、子どもの「つぶやき」を丁寧に聴き、自分自身も見つめ、保育実践につなげていく。
愛媛 リコちゃんは、小さいけんできんのよね 西条市立多賀幼稚園 「違い」を受け入れることができないことや、「決めつけ」から差別や偏見は生まれると思います。そこで、仲間意識の芽生えを育てるために、子ども同士が、人間の「ありのままを受け入れる」取組を発表します。
大阪府 本当の思いに寄り添って 泉南市立なるにっこ認定こども園 おとなの事情で常に不安をもって生活してきたAに対して、絵本を通した仲間づくりや地域とのであいの中で、「自分の身近にはいつも寄りそってくれる仲間や人がいること」を常に実感できるように進めていったとりくみ。
奈良 このなかに さみしい人がおる〜子どもたちのくらしと向きあって〜 桜井市立桜井南小学校 子どもたちをとりまく社会的状況は、非常にきびしい。そして、子どもが背負うにはあまりにも重たい現実がある。だからこそ、学校の取組の中で、そして授業で、子どもたちをつなぎ、ともに生きる学級集団をつくりたいと思っている。しかし、その過程でたくさんのことを学んだのは、わたしたち自身であった。
第1分科会











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滋賀 「怒らないで言えたよ」 大津市立大津幼稚園 すぐに怒って友だちと衝突していたAさんに対し、私は悩み関わりを変えていった。今は年長になり、自分で「怒らないで言えたよ」と言えたAさん。今振り返ると、Aさんの心の奥の気持ちにもっとふれていくべきだったと思う。
滋賀 「今日Aちゃん来るかな」〜思いがつながる学級集団づくりをめざして〜 愛荘町立愛知川小学校 不登校だった学級のAさん。自分に向き合ってほしいと願いながらも、素直に自分の言動に表せない。また、それを取り巻く学級集団も、Aさんの存在にすらも関心がなかった。そこから、Aさんへの個別の支援と共に、学級集団の思いがつながりあうことをめざした取組である。
愛媛 「愛もみんなと一緒に歌ったり踊ったりしているのですね」 新居浜市立金子保育園 障がいを持つ愛君の入所をきっかけに、職員みんなが愛君に関わるようになった。職員同士の和が園児にも伝わり、個性を認め助け合う保育集団に変化していった。職員の変容を感じた保育の取組を伝えます。
徳島 つながりは力となって〜Aさんとの出会いの中で〜 石井町藍畑幼稚園 支援が必要なAさんの自立に向けて、Aさんへの関わり方や支援の仕方を職員間で話し合い、友だちとの関わりや、保護者、小学校、関係機関と連携しながら取組を進めた。多くのつながりが力となって、Aさんや周り(友だち・保護者・保育者)が変容していった実践報告。
大阪市 「ぼくだけ?」から「ぼくも」〜一人ひとりが認め合い、高め合う集団をめざして〜 市立栄小学校 中国籍の子どもとの出会いをきっかけとして、学級の子どもたちが、自分を素直に表現できるよう、異学年の子どもや保護者の協力を得ながら実践した取組、子どもや担任の変容について報告をします。
石川 話して良かった 能美市立湯野小学校 子どもの心に寄り添い、聴くことを大切に学級で思いを伝え合った実践。その中で、私自身も悩みを伝え、子どもに受け止めてもらえたことで、分かりあうことで生まれるつながりを感じることができた。
第1分科会











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滋賀 「ごめん。ぼく、空気よむの苦手なんよ」〜Aさんとともに成長した集団〜 日野町立桜谷小学校 少人数の単級で過ごし、固定化された人間関係があった。それぞれの良さが活きる活動をとおして人間関係の再構築を試みる。少しずつ互いを認めあえる集団になる中、ありのままの自分を表出できるようになったAさんについて報告する。
福岡 Aさんとの出会いから学んだこと 嘉麻市立稲築西小学校 複雑な家庭背景をもつAさんと4年間関わった。Aさんを受け入れる学級の基盤づくりによってAさんと学級の子どもたちは、よい変容をしていく。その姿から、自分自身の学びが多くあった。
高知 洗いざらいの振り返り 自らへの問い直し〜一人ひとりの子どもたちとの出会いを通して〜 高知市立旭東小学校 教師生活30数年にわたって出会ってきた子どもたちとのかかわりを振り返る。被差別状況にあった子どもたちと、どんな視点でかかわってきたのかを振り返り、自らの今後の実践を考える。
大阪府 ちがいを尊重することはちがいを知ろうとすることから〜子どもに届く在日外国人教育を〜 茨木市立葦原小学校 韓国・朝鮮にルーツがあり、車いすユーザーでもあるAを中心に据え、教材「コリアタウンへようこそ」の学習やフィールドワーク、当事者との出会いを積み重ねながら、子ども集団や教職員集団が「安心・居場所・つながり」づくりにとりくんだ。
石川 「なんで来るの!?来なくていいよ!」 白山市立松任小学校 学校にはいろんな困り感を持った子どもたちがいる。彼ら一人ひとりにあった個別の指導によって、将来必要となる個人の力を伸ばすことができると考えていた。レポートでは勤務校で担任していた児童と彼の周りの友だちとの関わり、そして支援学級に通う小学校2年生の息子の様子から、自分自身の考え方が変化していったこと、今思うことをレポートにした。
第1分科会











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滋賀 ひとりに向き合う〜何で先生は担任になったんですか〜 「もう嫌や!」泣いて掲示物を破り窓から荷物を放り投げて飛び降りようとするAさん。腹痛や腰痛を訴え固まるBさん。そこで突きつけられた言葉、「何で先生は担任になったの」。これまでの大切なものさしが通用しなくなった時、教師は何を学び変容したのか、そして子どもの変容にどうつながったのか。「ひとりに向き合う」意味を問い直してみたい。
熊本 「ひいばあちゃんは、すごい!」〜60歳で文字を獲得していったひいおばあちゃんに学んでいく中で 甲佐町立甲佐小学校 ひとりの子にこだわり、その家族を含めて繋がり、学校での授業づくりをとおして自尊感情を高め、家族との出会い直しをさせていく報告。その取組を進める中で報告者自身が部落の方との初めての出逢いが、実はその子の曾祖母であったという奇蹟の再会をする。
徳島 互いに認め合い 共に伸びていく仲間づくり 徳島市方上小学校 友だちの言動に敏感で、自分に自信がなく、思いを語れなかった5年2組が、Aさんを中心に自己肯定感を高める取組をし、温かい学級集団に育っていった過程を報告します。
大阪市 あみをもっとクラスの中へ〜ほんまの優しさって何なん?〜 市立啓発小学校 あみは明るく、いつも笑顔の特別支援学級在籍の子どもである。そして、あみの病気や障がいについては、クラスのほとんどの子どもたちが理解している。4年生で、「みんなで助け合い、みんなでチャレンジ」と、クラスの絆を深めていこうとさまざまな実践に取り組んだ。
石川 それでもここに居たいんです!〜紗楓の学校生活〜 県立金沢二水高等学校 保護者 全介助の医療的ケアが必要な女の子。幼稚園から小学校・中学校と通常学級で過ごし、地元の公立高校へと進学した。「みんなと一緒に過ごす」ことを大切にしてきた通常学級での学校生活を振り返る。
第1分科会











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滋賀 「こいつはほっとけへん」〜Aさんの進路保障を求めて〜 湖南市立甲西北中学校 小さなことをきっかけに次々とトラブルを起こしてしまうAさん。Aさんとぶつかり続けた1年目、担任として悩み続けた2年目、3年目。Aさんと過ごした3年間を振り返り、自分が教師である意味を改めて考える。
佐賀 この子をみつめて〜厳しい状況にある子どもを笑顔にするために〜 伊万里市立立花小学校 周りの子どもたちは、Aさんのことを「宿題をしてこない」「授業中ずっと寝ている」と言う。そんなAさんの「変わりたい」「がんばりたい」という気持ちを受け止め、よさを認め、励ましていく。Aさんや学級の成長と担任の取組の報告。
愛媛 出会いが人を育てる 上島町立生名小学校 「障がいのある人のことをもっと知って」交流活動で出会った方の一言で課題を抱えた英治への見方が変わり、周りの児童の思いを伝えることで、英治とその家族、何より教師自身が変わっていく過程について報告します。
徳島 ふるさとの人権文化を受けつぐ子どもを育てる〜おやじの背中から学んだ人権・同和教育〜 阿南市立新野小学校 教員として働き続けた38年間。この38年間の流れの中で出逢い、寄り添った子どもたちの中には、厳しい生活環境の中で暮らしていた子どもたちが何人もいた。自分の生き方を変えてくれた同和教育の学び「しんどい子どもを中心に据えた仲間づくり」の取組を報告する。
大阪府 わかろうとする気持ちをもつ〜子どもたちから学んだこと〜 東大阪市立長瀬北小学校 5年生の時、子どもたちがつくった『長北人権宣言』。その中で特にこだわったのが”わかろうとする気持ちをもつ”という言葉だった。すべての子どもがともに学び、ともに育つ中で、さまざまなとりくみを通して自分と重ねて考え、自分自身を見つめ直すことで成長していった姿を報告する。
京都市 「ファッションは廃れるが スタイルは永遠だ」 京都市立開睛小中学校 イブ・サンローランの姿勢から、児童・生徒の見つめ方や背景の理解について考えます。歴史と個人史双方の川上と川下を見つめる作業とはー。「同和教育の普遍化」という言葉に「ファッションとスタイル」という視点で切り込みます。
第1分科会











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滋賀 ありのままを受け入れ、ゆっくり時間をかけて 高島市立今津北小学校 小学校6年生で担任したAさんとの4年間のかかわりを報告する。縁あって関わった子どもたちが独り立ちできるまで関わり続けることが人を大切にすることだと思う。今後も自分にできることを考え、本人の歩みに寄り添い続けたい。
滋賀 「どうせ自分だけが悪いんやろ」〜Aさんとの関わりを通して〜 大津市立打出中学校 教師の指導が嫌いなAさん。集団の中には入れずに、自分の感情のままに行動していた。放っておけなかったAさんとの中学校生活3年間、中学3年生で担任となってからの関わりを通して感じた、自分自身の葛藤、悩み、考え方の変化について報告する。
長崎 「ことば」でつながる仲間づくりをめざして 南島原市立有家中学校 教室では「人との接し方がわからない」「自分の考えや思いを表現できない」そうした生徒が多いことに気づかされます。今、その子どもたちに必要なものは、人と関わる力だと考え、「仲間づくり」「リーダー育成」「言葉がもつ力」などを活かし、子どもがつながることをめざして実践した内容を報告します。
徳島 つながりを大切にした、心豊かな生徒の育成 県立富岡東中学校 併設型中高一貫校に入学してきた生徒が学校生活を送るときに、ふるさとをはじめ、様々なつながりを深めることにより、一人一人が自分の居場所を見つけて目標を持ち、自分の力を発揮するための実践。
大阪府 Aの成長をとおして 松原市立松原第三中学校 厳しい家庭環境の中、素直に自分を出せず、いつも強がってしまうA。そんなAが、地域の方とのつながりや仲間の存在、学校での学習などを通して、少しずつ自分を見つめ成長していく様子について報告する。
三重 「ぼくと、ほとんど同じや!」 松阪市立第二小学校 部落問題に向き合って生きていってほしい子どもたちに、2年生でできることは、自分のくらしをひらきお互いをありのままに受け止めることだ。クラスや家族の中で、距離感をつかめずに過ごしていたAに、安心できる場所を作りたい。そしてAが自分の住む地域について学んでいった時に、「大好きな町」を肯定的に受け止めるための素地を作りたい。そんな思いで取り組んだ、くらし作文をつかった取組について報告する。
第1分科会











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滋賀 「みんなが・・・やさしくなってほしい!」〜いつも、ぼくばっかりおこられるもん!〜 甲良町立甲良西小学校 Aさんの背景や思いにふれることによって母の真意に触れ、しんどい思いをしている子どもたちの優しさに心を打たれた。周囲のまなざしがAさんを変え、Aさんが本来もっているものと出会うなかで周りの子どもや学級全体が変わっていった。偏見や排除ではなく、存在の承認とただ一言の重みを学んだ。
鹿児島 「教師面して立っているんじゃあ、本音は語ってくれないよ」 長島町立城川内小学校 親の要望に応え支援学級を設立したが、子どもの本当の願いは何か。母子の言動にかつて出会った部落の親の言葉を重ね、インクルーシブ教育や地域のあり方を求めて、さまざまな人びととつながりつつあることの報告。
愛媛 同和問題学習をするから同和問題がなくならんのじゃないん 四国中央市立三島南中学校 人権・同和教育を通して自分が学んでいること、そして、差別解消へ向けて教育を通して自分に何ができるかを考え、実践していることを伝えたいと思います。
大阪市 「こんど、いつ集まるん!?」〜”民族学級”から”ハピネスワールド”へ〜 やたなか小中一貫校(市立矢田小学校・矢田南中学校)国際理解教育委員会 校内で「ハピネスワールド」(外国にルーツのある子どもたちの集い)を立ち上げて6年目になる。立ち上げ当時の子どもたちの様子、それまでの民族学級やハピネスの取組の中で担当教員が考えたこと、感じたこと、変わっていったことなどを報告します。
埼玉 おーい ともだちになろう こえかける〜文化の違い、クラスの壁を乗り越えようとするアーシャから学ぶ〜 本庄市人権教育研究会 現在、外国につながる子どもたちを取り巻く環境は、とても厳しい。クラスに在籍する女の子と周りの子どもたちからの半年間の学びをつづる。
第1分科会











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滋賀 言われてみれば・・・〜集団を変えてこそ、個が変わる〜 東近江市立能登川西小学校 互いのつながりに希薄さを感じるクラスの中で、いつも休み時間に一人で過ごしていたAさん。集団の中で生き生きと過ごしてほしいと強く願った。自分のなかにある偏見や先入観に気づき、自分を見つめ直す取組を継続してきた。それをきっかけとしたクラスの仲間とAさんの変容について報告する。
福岡 共に歩む 久留米市立草野小学校 小学校高学年において「被差別側への共感的理解」を大切に人権・部落問題学習を系統的に積み重ねてきました。被差別当事者と学校が思いを重ねながら、共に授業を創造していく「リアリティのある部落問題学習」です。
高知 きずな 南国市立鳶ヶ池中学校 特性が強い生徒が多く、進路保障をどうするかが課題であった。学校生活を通して、個人としても集団としても成長してきた過程は、子どもの無限の可能性を確信できる事例として報告したい。
大阪府 つながることの大切さ〜Aの進路に向き合って〜 和泉市立富秋中学校 1年生の途中からほとんど学校に来ることができなかったA。2年生のAに担任としてしっかりと向き合い、関わりきることができずにいたが、3年生になりAの進路について保護者も含めて一緒に向き合う中で、「つながる」ことの大切さを学んだ。
奈良 「いらんて」 三郷町立三郷中学校 Aの兄を担任し、私とAは小学校から知っていた。兄にあこがれを持つAは入学式当日、異装で登校。クラスの中でなかまとともに成長してほしいと心から願った。Aと出会い、Aと関わる中で、私自身気づかされたこと、学んでいることを報告する。
京都府 「それでもやっぱり見捨てられへん」 相楽東部広域連合立和束中学校 転校生であるA、前任校では不登校、環境を変え希望を持って登校するが、家庭の困難さ、特に母親との関係から無気力、自暴自棄となる。学校に来なくなるAに、様々なアプローチをするが、Aの背景が悪化する中で、改善に向かわない。根気強くAと関わる中で、Aを通して人権について考える。
第1分科会











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滋賀 Aさんとの関わり〜「先生、1年生にパンチしてもた。ごめんなさい」〜 米原市立米原小学校 「子どもと同じ目線にたてる教師になりたい。」そんな思いをもって教師になり、初めての学級で出会ったAさんとの関わりについて提案します。自分が描いていた理想とのギャップ、そして、Aさんとの関わりの中で学んだ、子どもとの関わり方や保護者とのつながりについて、報告します。
滋賀 Aさんの今に何ができるか 栗東市立金勝小学校 小学校3年生で担任したAさんが言った思わず言葉を出発点に、先入観をもっていたり、表面的な見方をしたりしていた自分自身の関わり方を見直した。その中で、Aさんの母に学んだことや今のAさんの姿から抱いた思いについて報告したい。
香川 交流から学ぶ〜語り、認め、支え、高め合う集団づくり〜 三豊市立豊中中学校 本校の人権・同和問題学習は、生徒どうしが自らの思いを語りあって交流する活動を重視している。交流によってこそ他者理解や自己理解が可能となり、人権感覚が磨かれると考えているからである。そのために大切な集団づくりにも取り組んでいる。
鳥取 ともに生きる〜よりよい自分・仲間になるために〜 倉吉市立上小鴨小学校 様々な活動を通して、これまでの自分を見つめていった6年生の子どもたち。仲間のことも考えながら、自分の思いを伝え、ともに成長していった6年生の子どもたちの学習の様子を報告します。
大阪市 「僕と同じような人達を増やしたくない」〜学校を拒否したフミヤから学ぶこと〜 市立加美南中学校 1年生の2学期人間関係に悩む中、学校を拒否するようになったフミヤ。2年生の3学期を迎えたフミヤからのメッセージ。そこからフミヤと私の交流が始まる。家庭訪問を繰り返す私に、フミヤは学校とは何かと問いかけ、対話が続く。
第1分科会











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滋賀 「楽しかったです ありがとうございました」〜Aさんとの8ヶ月〜 守山市立吉身小学校 どうして「はい、すみません」ですませようとするのか。気になるAさんとかかわるなかで、仲間との関係をとおして変容していくAさんや保護者とのかかわりにおける葛藤や、取組について報告する。
福岡 子どもたちの確かな人権感覚や部落問題への認識を育てるための教職員自身の学び 久留米市立久留米商業高等学校 本校の教職員は、被差別当事者との出会いを通し、自分の差別性や、人権・部落問題が他ならぬ自分の問題であることに気づき、生徒と共に学びを積み上げるようになった。生徒と共に人権のまちづくりの主体者になっていくための取組を発表する。
徳島 生徒一人一人の進路を実現するために〜医療・福祉系列での学びを中心に〜 県立池田高等学校辻校 本校の医療・福祉系列で学ぶ生徒たちは、校外実習やボランティア活動をとおして知識や技術を習得するとともに、人を思いやる心や主体的に進路選択をする力を身につけている。地域の方と共に生徒を育ててきた本校の取組を紹介する。
奈良 本音でぶつかり・・・わかりあう 桜井市立桜井西小学校 友だちとなかなかうまくコミュニケーションがとれない。どう関わればよいのかが分からず、いやがることを言っては友だちを傷つける。よりよい人間関係を築くために、本音で話し合いながら、誰もが安心して居心地のよい学級をめざした取組を報告します。
新潟 「つながり・つなぐ同和教育」 県立佐渡高等学校相川分校 開校1年目の佐渡高校相川分校に赴任し、荒れる生徒たちと正面から向き合い、生徒とつながり、教師をつなぐことで同和教育の視点を柱にした学校作りを進めた。そして、教師であるからこそ周囲とつながることができることに気づいた。
神奈川 定時制における生徒支援 県立横浜翠嵐高等学校定時制 現在、本校には外国につながる生徒が全体の40%以上の割合で在籍しており、個別対応授業や日本語習得支援を行っている。日本語授業担当者・担任としての立場から見えた生徒の現状とその課題を共有し、深めていきたい。
第2分科会


1











滋賀 『ここにいる会場のみなさんも差別のことを知ってください 差別をなくす仲間になってください』 野洲市立野洲小学校 解放子ども会の立場学習、狭山学習、部落解放文化のつどいの中で自分と母親の思いを重ね、差別をなくす仲間を増やす活動に取り組むAさん。そんなAさんとAさんの母親の姿をとおして、わたし自身の部落差別との向き合いが問われた8年間を報告する。
徳島 ありのままの自分を知ってほしい 阿波市立阿波中学校 Aさんには発達障がいがあります。「ありのままの自分を知ってほしい」Aさんが願いを込めた発表を受け、学級や学年に広がるAさんの思い。Aさんや周りの生徒の成長を報告にまとめました。また、人権委員会の活動や中高連携の取組についても報告します。
大阪府 松高版「子ども食堂」の取り組み〜「産業社会と人間」の授業をきっかけに〜 府立松原高等学校 ある授業をきっかけに貧困や生活保護への自己責任論を知った当事者の生徒が、自分の生い立ちを仲間に語る中で、その問題と真正面から向き合い、自ら「つながりを生む居場所」を提案し、具体化する。支援をされる客体から、支援をする主体へと変容していく子どもたちの実践報告。
第2分科会


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熊本 「弟や妹も学習会へ行かせたい」 玉名市立小天東小学校 3、4年生の複式学級の取組。教材に出てくる地元で解放運動を続けてきた人々に出会わせ、話を聞き取っていく。自分のくらしに劇化し、学習発表会で発表したことが、地域に啓発し保護者とつながっていく取組となった報告。
香川 みんなが笑顔になる学校をめざして 三豊市立仁尾小学校 本校の人権・同和教育の重点と、児童会を中心としたなかまづくりの具体的な実践について、児童会長あきらさんの活動を中心に描く。また、社会的立場の自覚について、保護者の願いに寄り添いながら連携していることについて報告する。
東京 いま外文研の生徒たちに起こっていること 都立中野工業高等学校 中工に赴任した5年前から外国にルーツを持つ生徒たちが集まり、差別に負けない、そして差別をしない生き方を選び取るために自らを磨く所、外文研をつくってきました。昨年度は4人の中国人生徒たちが中心となって活動に参加し、3人の生徒が本名(中国語読み)を取り戻していこうとします。しかし、3月末、本名を名乗ることはできませんでした。報告者は学校(日本社会)の中にある同化の圧力の大きさを改めて痛感するのでした。外文研は今年度から新たなメンバーも加えながら、生徒同士のつながりが深まってきています。岩アさんはその中でもう一度、生徒たちと本名を取り戻すことの意味を考えていきたい、と活動を続けています。
大阪市 「命どぅ宝」〜沖縄戦の学習から、平和や命について考える〜 市立松之宮小学校 沖縄戦の地上戦がどのようなものであったのか、当時の方はどのような思いであったのか。凄絶な記録や話を前に、平和と命について真剣に向き合った子どもたちと指導者の心の変容について報告します。
第3分科会





1








滋賀 「ま、しゃーないわ。」であきらめたくない〜確かなつながりを進路保障に〜 県立湖南農業高等学校 一昨年母校に赴任した私は、初担任として気合い十分だったが、慌ただしく過ぎる日々、ひとりひとりと関わりきれていないはがゆさに次第に気持ちが重くなっていった。そのクラスの中にAさんとBさんがいた。二人の生徒との出会いを中心に、私自身の失敗や葛藤について報告します。
香川 れいさんとのかかわり3年間〜成長する可能性を信じて寄り添う〜 県立善通寺養護学校 れいさんは発達障がいがある。小6の時、その二次障がいとして自尊感情の低下を原因とする神経性無食欲症(拒食)を発病、命さえ危うい状態を経て本校に転入した。中学部の3年間、れいさんの自尊感情の回復と心身の成長に寄り添い、学んだことを報告する。
大阪府 つながりを力に〜くらしと向き合い 未来を切り拓く〜 豊中市立克明小学校 厳しい家庭環境のあるA。決めつけなどから友だちとつながれないでいたAの思いに寄りそいながら、少しずつ友だちとつなぎ、最後はクラスで差別をなくしていくことの大切さに気づくことができた。安心と自信が深まる中で、Aは将来の夢を広げることができた。
奈良 「私も勉強がんばりたいねん」〜『楽習部』に集う生徒たち〜 香芝市立香芝東中学校 勉強したい人がいつでも自由に来る学びの場『楽習部』。苦手な勉強から逃げずに、今日も『楽習部』に生徒たちがやってくる。「学びを支えるとは?」生徒たちだけでなく、私にとっても「学びの場」となった『楽習部』の取組を中心に報告する。
第3分科会





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滋賀 「私は私でいいんだ」 県立瀬田工業高等学校定時制  1〜3年にかけてのクラス目標を「一人ひとりにとっていごこちのいいクラス」にしたクラスの取組と、クラスのAさんとBさんに焦点をあてた報告。定時制の多様な生徒が「生徒自身が自分の置かれた現実を考え、自分の暮らし、生活を変える」ための必要な支援のありかたについて、協議したい。
宮崎 小林秀峰高校における「言わない・書かない・提出しない」取り組み 県立小林秀峰高等学校 3年生における人権学習「言わない 書かない 提出しない」の取組を振り返る中で、就職・進学試験における不適正質問は「自分に向けられた差別」であることを伝えきれていないことに気づいた。不適正質問を受けた子どもの気持ちに思いを馳せながら、自分自身に何ができるかを見つめ直した報告。
大阪市 いちばん分かってほしい人〜地域、家庭、学校がひとつになって〜 市立鶴見橋中学校 学校や大人への不信感を持ち、不登校が続いていた女子生徒「ゆう」小中教員の寄り添いや地域のサポートで少しずつ本人の心と行動が変わり、まわりの仲間や家族に影響を与えている様子や今後の課題を報告します。
東京 南葛の教育〜「全入・無退学」の学校をめざして〜 都立南葛飾高等学校定時制 南葛ではかつて「@入学するすべての人に門戸を開放し退学処分は出さない(「全入・無退学」)A同和教育を本校の中核に据えるB本校生徒の生活土台を大切にし、父、母の生きてきた道筋から子どもも教師も徹底して学んでいくことを作風とする」という教育方針がつくられました。そして今の南葛はその教育方針をめざして、若い世代の教員たちが、困難な状況を生きている生徒たちと、悪戦苦闘しながらも実践を積み重ねています。そんな中で、部落出身生徒や外国にルーツのある生徒、困難な状況を生きている具体的な生徒たちとの出会いから報告者自身が生き方を問われていきました。
第3分科会





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滋賀 「将来?親に面倒みてもらう」〜先に進むためにどう寄り添うのか〜 草津市立松原中学校 「誰もが進路と向き合う時期が来る」そう確信していた私であったが、将来について考えようとしないAさんとの出会いによってこの確信は大きく揺らいだ。Aさんとの関わりの中で自分が進路指導に縛られていたことに気づいた。
熊本 「(家族以外に)はじめて相談できる人ができた」に出会わせてくれた子どもたちのこと 県立ひのくに高等支援学校 家族を否定的にとらえている子どものつぶやきから、地域と連携しながら子どもの生い立ちを丁寧に聞き取り、綴りをとおして家族と出会い直しをする中で、自尊感情を高め、自己実現していく報告。その取組を進める中で報告者自身も励まされ、家族のことを見つめ直している。
徳島 国境を越えた友好が生んだ未来〜カンボジアー日本友好学園支援プロジェクトを通して〜 県立徳島商業高等学校 貧困格差や民族差別によって人権が侵害されている海外の子どもたちの現状を知った生徒は、大きな衝撃を受け、自分たちにできることを考え始める。学校の特色を活かした活動は、生徒の意識変革につながり、やがて大きな成果を生み出す。
大阪府 Aの成長〜卒業式の返事に込めた思い〜 大東市立四条中学校 自分の思いをうまく表現することがにがてで、どこか壁をつくってしまっていたA。3年生の部落問題学習のとりくみの中での出会いを通して、少しずつクラスの中で笑顔がみられるようになった。進路についても悩んでいたが、前向きに自分と向きあっていった様子について報告する。
京都府 Aが安心できる居場所づくり 舞鶴市立倉梯第二小学校 4年時に転入してきた、様々な課題を抱えたA。5年に進級し、Aが学級の中で居場所を見つけ、自己有用感を高めるために学級・学校で行った取組、Aと関わることで生じた学級・学年の児童や教師自身の成長について報告する。
第3分科会





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滋賀 Aさんとの距離を縮めたい 長浜市立長浜小学校 気持ちを抑えられず、衝動的に教室を飛び出したり暴れたりしてしまうAさん。Aさんが安心して過ごせるように、なんとかしたいという思いでした。孤立しそうなAさんとの距離をどう縮めるか、自分自身の葛藤や変化を報告します。
福岡 一人で抱えるのではなく 県立川崎特別支援学校 教職員から校納金徴収に関する悩み等が出される。取組の中で、金銭のやりくりやいついくら必要かの見通しが立っていないという課題に気づいていく。今、校内連携の中、保護者の困りに寄りそった取組をしている。
高知 看護師とともに取り組む歯磨き指導〜みんなの心の居場所づくり〜 高知市長浜保育園 チーム長浜で、4、5歳児の歯磨き指導に取り組んだ報告。子どもたちと関わりながら歯磨き指導をし、子どもたちの変容やAさんの思いに寄り添いながら支援してきたこと。そして、自分たちの変容について報告したい。
兵庫 共に生きる〜37期生の3年間とAの奇跡の卒業式〜 西宮市立平木中学校 西宮の先輩方が長年にわたって取り組んでこられた同和教育の手法と成果から学び、不登校生の指導に生かした実践を報告する。保護者との密な連携、そして人権学習の積み重ねによる学級学年集団の成長が、引きこもりだったAの進路決定を支えた。
京都市 ムンバイ日本人学校での実践を通して〜知ること・自分の肌で感じることからはじめる〜 京都市立桂中学校 京都市で学んだ人権教育を、インドムンバイ日本人学校の実践にどう生かしたかを報告します。国際性豊かな児童・生徒の育成をめざす中で、自分たちが生活するインドを知る活動を行いました。”知ること”を通して子どもたちと保護者の変容について考えます。
第4分科会











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滋賀 「また、会館に相談してもいいか?」〜Aさんとの関わりをとおして〜 彦根市地域総合センター人権・福祉交流会館 前任校で、区域外から入学したAさんと出会い、Aさんの家近くにある会館勤務での再会。会館がAさんや家族と関わる中で、Aさんの成長や課題、私とAさんとの関わり、関係づくりでの苦悩や葛藤を報告します。
高知 「地域コミュニティの創造と活動」〜このまち、そして自分のために〜 長岡西部青年団 18年を迎えた青年団の活動報告。子ども会・友の会の活動で感じたことや、身近で起きた差別事件を通して得たこと。自分たちや地域の人たちが「このまちがすき」とこれからも思えるために、自分たちができることは何か。
奈良 地域と学校が創り上げ運営する3つのプロジェクト〜みんなの社会力向上をめざして〜 天理市立櫟本小学校 様々な課題を持つ子の未来を応援する3つの地域・学校協働プロジェクトが、地域のネットワークを広げ、地域での会員制『櫟本子ども夢応援プロジェクト』設立に発展した活動報告。
三重 「また集会所で集まって話さへん?」〜私にとってのつながり〜 深谷教育集会所 Bright Banders 私たちは、大学生活や社会人生活を送るなかで、話す場が減っていると感じていた。小学校、中学校、高校、教育集会所での様々な場面で、自分のことを語り、人とのつながりを実感してきた私たちは、もう一度集まり、話がしたいと思った。そこで、以前、教育集会所に集まっていた仲間を誘い合い、再び集まることにした。自分たちの経験をもとに、人とのつながりの大切さを会場の方々と共有したい。
第4分科会











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滋賀 障がい者雇用で学んだこと 滋賀人権啓発企業連絡会 東洋ガラス株式会社 障がい者雇用への取組を通じて、障がい者に対する思い込み(偏見)に気づき、幾度の失敗を経験し、向き合う気持ちや行動が変わった。みんなと寄り添い支え合いながら働きやすい職場づくりをめざす。
愛媛 障がいのある人が地域で働き暮らすこと、当たり前への挑戦 社会福祉法人 西予市野城総合福祉協会 野村育成園 障がいのある人たちが、地域で働きながら暮らしていくことを通して、地域や社会の課題や問題が見えてきた。実情を受け入れるだけでなく、どうすることで、それらを解決することができるのかまで考えていく一助としたい。
鳥取 ある解放運動の歴史〜「トラの穴」の29年〜 人権学習サークル「トラの穴」 29年前に部落解放同盟青年部の学習会としてスタートした人権学習サークル「トラの穴」ですが、学習内容も参加者も時代とともに変わりながら、「差別の現実から深く学ぶ」ことにこだわってきた活動を報告します。
奈良 誰もが地域であたりまえに暮らすために あすなろの家共働作業所  小・中学校で共に学び育った子どもたちの思いを出発点に、しょうがいのあるひともないひとも共に暮らす地域づくりをめざした「あすなろ」の約30年間の活動を報告し、誰もが地域で安心して暮らすために、今何が必要なのかを考えていきたい。
千葉 部落の話をするまでに 東葛同和教育研究会・千葉県立関宿高等学校 三年前同推になり、手探りで活動を続ける中で、あるムラのおばあちゃんと心を通い合わせるようになる。しかし、おばあちゃんが孫に出身を伝えたのに、私はその高校生と共に部落のことを深めることができなかった。その学びから現在三人の高校生に出身を伝え部落研を深めようと模索している。
第4分科会











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滋賀 「勉強しても意味がない」Aさんにそう言わせたもの 近江八幡市立桐原東小学校 外国籍のAさんは、小1途中から小学校へ就学します。学校や市民活動等の支援を受け、順調に学校生活を送ったようにみえましたが、中学校途中から「勉強しても意味がない」と不登校になります。Aさんにそう言わせたものは何か考えたいと思います。
熊本 解放子ども会への思い〜いつまでも、ともに闘う仲間でありたい〜 南阿蘇村立白水小学校 2005年から続く水俣市中学生と地元の子どもたちとの交流。水俣病のこと、部落差別のこと、お互いのふるさとのことを学びあう子どもたち。ここで学んだ解放子ども会の子どもたちが解放劇を創り上げていく。そこで立ち会った教師も学びの中で「私も部落差別と闘う仲間でありたい」と決意していく。
愛媛 いろいろ勉強しましたが、20数年、何も変わってないと思います みんなで人権を考える会「ころん」 部落差別解消推進法施行に後押しされた私たち「ころん」は、部落問題をテーマに人権啓発劇を上演した。また、「ころん」が主催する人権・同和教育研修会でも同法の学習をし、部落差別解消をめざす動画メッセージの制作にも取り組んだ。
大阪市 共に学び、そして変わる 大阪市内識字・日本語教室 日之出よみかき教室・木曜日 識字・日本語教室に通うようになって生活が変わり、性格も明るくなったという学習者が何人もいます。学習パートナーは、それに励まされ続けていく力にしています。今回はそんな学習者の一人M君を中心に、教室の様子を報告します。
長野 解放子ども会と私 上田市教育委員会生涯学習・文化財課 結婚差別人権を教訓に、行政という立場で部落解放子ども会のあり方を考えたい。それは、会員である子どもやその保護者や家族、地域に直接関わり続けることから見えてくるはず。そんなかかわりのスタートである。
第4分科会











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滋賀 気になる現実を気にしていきたい、そんな現実を生きている人を気にしていきたい。 豊郷町地域総合センター・隣保館  豊郷町立豊郷小学校 豊郷町は滋賀県下で一番小さな自治体であるが比較的大きな被差別部落が二つ存在している。自分の立場性やルーツを知らずに育っていく子どもたちの「いま」と「これから」について、気になる現実を地域と学校からそれぞれの想いを伝える。
福岡 「これからも、自分を高めながら楽しく学び合いたい」〜かけがえのない識字学級〜 田川市鉄砲町識字学級 結婚を機に部落問題と出会い、「部落問題を正しく知りたい。部落差別をなくしていきたい」という思いから、識字学級に参加し始めた。参加者の思いを大切に、具体的な形にしていく識字学級で、学びとつながりを積み重ねてきたことを「私と識字」という活動の中でふり返った。
高知 「識字学級」から「交流学級」へ、正和識字学級、34年のあゆみ〜地区内の活動から交流・啓発へ〜 正和識字学級 正和識字学級は今年度34年目を迎えました。この長い年月の中に、地域の解放運動の縮図を見るようにも思えます。16年前、地域から枠を広げ、交流学級という新たな道を歩むことになった学級生の頑張りの歴史ともいえる取組の報告です。
兵庫 部落差別を乗り越える人権交流活動 たつの市立構教育集会所 「差別される側と差別する側がともに部落差別を乗り越える」ことをめざし、小学校をはじめとする関係機関との連携によって、同和地区に対するプラスイメージの構築を図るため、頭で理解し、心で納得し、体で行動する人権交流活動や同和教育を行っている。
大阪市 地域だからこそできる人権教育〜さまざまな「出会い」「体験」を通して〜 公益財団法人 住吉隣保事業推進協会 すみよし隣保館 寿を拠点に、子育て・教育に関する取組をいくつか行っている。中でも、部落解放同盟大阪府連合会住吉支部、住吉住宅自治会連合・住吉第五町会、公益財団法人住吉隣保事業推進協会が実施主体となる『夏休み宿題やろうディ』はさまざまな広がりや可能性を持つ取組だ。本報告では、その取組を通して、今後の地域における人権教育の可能性について考えてみたい。
第4分科会











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滋賀 書き残したい、部落差別への思い のばら識字教室 地域総合センターが閉館となったが、「いつでも、誰でも、学びたい」ときに参加できるように「きまった場所で活動したい」「識字教室はなくしてはいけない」との思いから、識字教室を続けていくことを確認し、取り組んでいることを報告する。
大分 「生まれてよかった 住んでよかった」と言えるまちづくりをめざして〜国東市社会教育課の人権・同和教育の取組について〜 国東市教育委員会社会教育課 今年度41回目を迎える「地区人権学習会」も「講師から学ぶ学習会」から「講師を含めた参加者それぞれから学び合う学習会」へと変わりつつある。参加者が自らの課題として捉え、解決しようとするために、今、私たちは・・・
香川 学校・家庭・地域へのはたらきかけをとおした人権尊重のまちづくり 高松市教育委員会人権教育課 教育委員会として、学校・家庭・地域が子どもをともに育てていくという視点に立ち、「みんなで人権を考える会」「人権教育研修事業」などの各種施策や、学校や児童生徒とかかわる教職員を支援する取組など、さまざまな支援を実施している状況を報告する。
奈良 識字の取組から紡いできたもの 奈良県人権教育推進協議会専門委員会識字研究部 奈良県に識字学級が生まれて50有余年が経ちました。私がムラの古老から教えていただいたこと。奈良県人権教育推進協議会の識字研究部の取組。現在の識字学級生さんの声。以上を報告して、考え合いたいと思います。
三重 多様性を尊重するまちづくり〜伊賀市のLGBT支援の取組〜 伊賀市人権生活環境部人権政策課 最近の調査によると、LGBTを含む性的マイノリティは人口の5〜8%にあたると言われている。「親には言えない」という言葉に象徴されるように、当事者は誤解や偏見の多い社会で生きづらい状況を抱えている。伊賀市では当事者支援と性の多様性啓発のため、2016年4月から「伊賀市パートナーシップ宣誓制度」と「ALLY(アライ)の取組」を開始した。当事者とのかかわりや啓発活動から得た気づきや学び、現状について報告する。