「対立から対等へ」
 第55回全同教大会の特別分科会より、部落史に関係するふたつの講演記録をまとめた。
 1960年代から、部落史は「近世政治紀元説」をもとに、研究も学校現場における学習もなされてきた。しかし、日本史研究とりわけ中世史のめざましい研究成果を受けて、部落史研究も部落史学習も新たな方法が開発されている。それは、科学的な態度を維持しながら、被差別の子どもに誇りと自尊感情をもって欲しいという現場の教師や親たちの願いと重なるものであった。
 全同教が50周年を記念して出版した「全同教このよきもの」より「部落問題についての教科書記述の変遷と同和教育」の部落史に関わる部分を抄載した。ふたつの講演記録と一緒に読んでいただき、部落史や被差別民衆の教材作成にあたって参考にしていただければありがたい。

▽「大きく変化している教科書の部落史記述」
▽「朝鮮通信使の歴史に学ぶ〜不戦・対等・善隣〜」   仲尾 宏
▽「キリシタン弾圧と部落差別の相克」   上杉 聡

   B5版 48頁 定価,850円(税込み)(送料実費) 
   編集・全国同和教育研究協議会 発行・(有)オフィスプロシード